注目の書評
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嘘やごまかしに満ちた社会との戦いを描く! 世界とのズレ、というのは人を不安にする。正しいのが、自分なのか、世界の方なのか、だんだんとわからなくなってくるからだ。そして、その不安は、世界にだまされてるんじゃないかという感覚を抱かせ、次第に世界との「戦い」へと自分...
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大人になることの事件性 もうすっかり、いや~な大人の社会に染まってしまったわたしは、子どもにたまに憧れる。世界に対してあまりに純粋で、あまりに無防備で、あまりに真っ白。新品のi Phoneのように、好きな事を好きなように記憶していくことができる。そんな世界に...
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ゆがんだ世界の過去と未来をつなぐ物語 想像してみるといい。ある恐ろしい出来事が起こって、その町の時空間がゆがんでしまうことを。そのすさまじい出来事が、町に生きる全ての人のそれまでの幸せだった人生を一度リセットして、人々は、全く別の苦しみの物語を新しく始めなけ...
書評アーカイブ
管理人
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書評って何!?
でも、書評の力はそれだけはありません。
書評には、みなさんのなかに眠っている読書欲を呼び起こす力があります。
歴史をさかのぼって見ても、本というのは、姿を変え形を変え、書き続けられてきました。
デジタル化の時代になっても、本は電子書籍という形になって、存在しています。
もちろん紙の本だって、まだまだ存在し続けています。
これからも本は、この世界に生み出されつづけるでしょう。
それは人間のからだの底に、本を読みたい、というとても純粋な欲望があるからです。
その欲望にそっと触れてあげること。その欲望に肥料を与えてあげること。
そしてみなさんが自分じゃ気付いていないそうした欲望に素直になるきっかけを与えてあげること。
書評にはそうした力があります。
また、書評は案内のための標識のような役割もします。
図書館や本屋に行けば、万巻(ばんかん)の書が並んでいます。
でもその中から、どのような本を手に取れば良いのか迷う人も多いかもしれません。
それは本の宇宙のような、秩序のない空間で体を浮かべているようなもの。
そこに地図を与え、標識を立ててあげると、たちまちその宇宙が整理されて、風景が変わり、その空間じたいに何か意味のようなものが見えてきます。
書評にはそのような役割もあるのです。
10代のための書評サイトの目的
この書評サイトは10代のみなさんのなかに秘められた読書欲をそっと起こしてあげることを目的としています。
そしてみなさんが迷子にならないようなブックガイドになればいい、と思っています。
そのために、各書評の最後に読みやすさをはかる、という意味で難易度をつけました。5段階で1が最も優しい、3は普通、5が難しい、といった具合です。あくまでも目安に過ぎませんが、参考にしてください。
私たちはみなさんの読書欲を眠らせないために、なるべく難しくない言葉使いで書きます。
それでも、聞いた事のない言葉が出てくるかもしれません。
その時は、ぜひ検索してください。
言葉に出会うことは、大切なことですから。
本を読むことの楽しさ。
私たちは、それを具体的に教えることはできません。
それは教えてもらうものではないのかもしれません。
でも、それを発見するための手がかりを与えることはできます。
それはこのサイトのどこかにあります。
ぜひ、見つけてください。
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